ダンスィー三人組 at 東京・石神井公園

ダンスィー三人組

友達がフランスに一時帰国するというんで、んじゃー天気もいいし写真でも撮っておこうかっ!つー感じで、東京都練馬区の石神井公園まで家族写真の出張撮影をしてきました。

そうそう、友達といっても年が近いわけでもなく、うちの息子よりもずーっと若い野郎どもですけど(笑)

とにかく粋な三兄弟。

遊具もない公園で走ったり、飛び跳ねたり、ちょっとしたことでケラケラ笑ったり。

見ているこっちも、ついつい笑顔になってしまうような愉快なダンスィー三人組。

三兄弟というと、亀田三兄弟とか団子三兄弟とか思い浮かべるけど、彼らはテイストが少し違う。
フレンチ・ハーフのイケメン三兄弟。
ママは日本の方で、超美人。

彼らに日本のカメラマンはダセーとか思われたくねーから、撮影プランを入念に準備し、パリジャンのごとく軽快に歩き、クロワッサン職人さながらの洗練された仕事を心がけていた俺。

しかーし。

オー・シャンゼリゼ〜♪と聞こえてくるのは俺の耳だけで、彼らにはなんのこっちゃってな感じ。

シナモンシュガーの香りがする雲に乗って口笛を吹いてる少年たちをイメージしていた俺はただの妄想狂。

ダンスィー三人組は、母国語は文字通り、日本。
だから、こっちも脳内に転がってるフレンチ産の言葉を掻き集める必要もなければ、言葉を発するたびにいちいち舌を丸める必要もない。

好きな食べ物は日本食(しょく)。
好きな文化は日本職(しょく)。
好きなオンナは日本色(しょく)。
まさにジャパン・トリコロール!!!(笑)

ようするにジャパン・ラブ。

そんなわけで、彼らは、ずっと日本に居たいらしい。
どうやら、彼らはマジでフランスに行きたくないらしい。。。

まーな、大人の勝手な事情で行ったり来たり大変だよなー。
子供の気持ちを考えて欲しいよなー。

んじゃーさー、トリフォーの『大人は判ってくれない』のラストシーンみたいにさー、こう疾走感がある写真を撮ろうぜ!

『は?知らないよ、そんなの』(長男・マエ)
『えっ、有名なフランス映画だぜ』(俺)
『やっぱ、歌舞伎っしょっ』(次男・アエル)
『‥』(俺)
『アッポー』(三男・ロアン)
『それ、ピコ太郎でしょ?』(俺)

シャボン玉で遊ぶ子供達

俺はカバンからシャボン玉をとりだして、彼らに渡す。

彼らはすぐに夢中になってシャボン玉を飛ばしはじめた。

イケメン三兄弟は、本当に素直な子供たち。

家族写真の出張撮影

長男のマエは、すごく気が利くお兄さん。いつも弟たちを優しい目で見ている。すごくしっかりしてるから、一緒にいるとこっちも安心する。

次男のアエルは、一見やんちゃに見えるけど感受性が強く繊細な感じ。アーティスト系。

三男のロアンは、ただ可愛い(笑)無邪気。つーか、まだ2歳。

ファミリーフォト

宙に舞う水玉は、一瞬光ったと思うとすぐに消えた。

たくさんのシャボン玉は、彼らの周りを泳ぐかのように現れては、また消えた。

そして、

しばらくすると、光は、また宙を舞う。

日々の泡も同じように、あっという間に消えてしまうものだ。

ダンスィー三人組の笑顔

寂しかったり、悲しかったりすることがあっても、

彼らは大丈夫。

いつも三人一緒にいるから。

そして、三人の子供達は、とっても愛されているから。

ずっと愛されているから。

だれでも失敗はするもの。

だけど、それは前進しようとしている証拠。

人生は正しいか正しくないかで決めることじゃない。

社会の中で生きてれば、子供だろうと大人だろうと誰だって迷子になる。

でも、馬鹿だから迷子になるんじゃない。真剣だから、迷子になるんだよね。

迷子になることはちっとも怖くない。

前に進む選択ができなくなるのほうがよっぽど怖い。

パパとママは、前に進む選択をしたんだよね。

家族写真は記憶を辿る目印のようなもの。彼らはいつかまたこの場所に戻ってくる。

『早くもどってこいよ。また遊ぼうぜ』(俺)
『うん、わかった』(長男・マエ)

それから数日後、彼らはフランスに旅立った。

『 日々のうちで、最も無駄に過ごした日は、笑わなかった日である 』Jean-Paul=Takano(俺かっ笑)

あいつら元気にしってかな〜。

大好きなダンスィー三人組に素敵な(bon)時間(heur)を!

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